教育コンテンツ丸ごと体験 日本教育基準協会が企画

講演するゲームAI開発者の三宅陽一郎氏=12月23日午前11時半、東京都文京区、小松亜由子撮影

教育コンテンツのツールやソフトを体験できる「未来の教育コンテンツEXPO2018」(同実行委員会と日本教育基準協会の主催)が12月23~24日、都内で開かれた。ICTを活用した学びやプログラミング教育、AIに関するワークショップや基調講演が企画され、参加した教員らの注目を集めた。

「AI時代のコンテンツとは」と題して基調講演をしたゲームAI開発者の三宅陽一郎氏は、「1975~95年はコンピューター、95~2015年はインターネットを使えることが重要だった」と指摘した上で、「2015~35年はAIの時代です。AIを使いこなせる人が活躍する」と述べ、ゲーム開発の業界では作業の多くをAIが担っていると説明した。

コンピューターを使わないプログラミング教材を体験する児童=12月23日午後3時50分、東京都文京区、小松亜由子撮影

さらに「重要なのはAIの使いどころを見付けることです」と強調し、「教育に役立つAIも次々に開発されている。どこまでAIに任せるか判断し、協調しながら人間がやるべきことを明確化する必要がある」と語った。これからの学校には、適切で正確な指示をAIに出す力を身に付けさせることが求められると補足した。

尼崎市教委で指導主事を務めた原克彦・目白大学教授を代表とする「情報教育を考える会」は、パソコンを使わず小学校低学年から使えるプログラミング教材をワークショップで取り上げた。教材は、第7回ものづくり日本大賞特別賞を受賞したロボットプログラミングで、パネルを並べてロボット操作することから「実物を動かす実感を伴いながら論理的思考力を育成できる」と紹介した。

この他、ICTを活用したESDの模擬授業や、ドローンを教材としたプログラミング教育体験が2日間にわたって披露された。

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