香川照之氏を大使に任命 昆虫で子供の体験活動促す

「子供たちに外に出る素晴らしさを伝えたい」と語る香川照之氏(右)=12月25日午後4時すぎ、文科省、板井海奈撮影

俳優の香川照之氏が12月25日、青少年に体験活動や文化活動を普及する「こどもの教育応援大使」に任命された。昆虫マニアで知られる香川氏は、NHK Eテレの番組「香川照之の昆虫すごいぜ!」に出演中で、「カマキリ先生」の愛称で子供たちから親しまれている。

文科省で同日開かれた委嘱状の公布式に出席した香川氏は柴山昌彦文科相らと、昆虫や昨今の教育課題についてやりとりした。香川氏は「テレビ番組がきっかけで、こんな大役を頂いた。昆虫を通して子供たちに『外に出よう』と呼び掛けたい」と話した。

柴山文科相が「子供に昆虫を触らせない親が増えていると聞く」と話すと、香川氏は「触れることで、その生物の生命全体を感じられる。例えばチョウの胴体がぴくぴく反動することや、自身の身を守るために匂いを発する昆虫もいることなどを、体験を通じて知ってほしい」と熱弁を振るった。

香川氏と大学の同期だったと言う柴山文科相は「若い頃から活躍され、大学入学時から大きな存在だった。ユーモラスで、いろんな年代の方から愛されている。体験学習の実践や親子文化教室の応援など総合的に協力してほしい」と期待を寄せた。