【記事「京都府立木津高校が頂点に」関連】高校生よ、恋をしろ バルミューダ社長が講演

寺尾社長のアドバイスに聞き入る生徒たち=1月13日午後4時、東京・本郷の東京大学、板井海奈撮影

起業について学びたいなら、恋をしよう――。家電メーカーのバルミューダの寺尾玄社長は1月13日、日本政策金融公庫主催の「創造力、無限大∞ 第6回高校生ビジネスプラン・グランプリ」の最終審査会・表彰式で特別講演し、起業を目指す高校生へ積極的に恋愛するよう呼び掛け、会場を沸かせた。

寺尾社長は20代で「もの作り」を志し、独学と工場への飛び込みを重ね、設計、製造を習得して起業した。自然に近い風を送り出す扇風機、おいしいパンが焼けるトースターなど「豊かさ」に着眼した家電を次々と商品化している。

「ビジネス成功の鍵は、自分よりお客さんのことを考えること」と寺尾社長は明かし、「恋は1人の人を深く思い、考える。どんなビジネス書を読むよりも、起業に大切なことが分かる」と語りかけた。

さらに「失敗だけが、私たちを強くしてくれる。一流の起業家には心の強さが必須」「正しさよりも、強さや優しさを持っている人に部下や友達はついてくる」と話した。

意見交換会で高校生から「夢を実現するコツ」について尋ねられると、「夢を夢と思わないこと」と回答。「今描いている夢を、当然来る未来だと決め付けてしまえばいい。そして、未来と現在の自分のギャップを埋めようとする根性を持ち続けてほしい」とエールを送った。