鉄剤注射防止をスポ庁通知 高校駅伝の使用問題受け

スポーツ庁は1月11日、不適切な鉄剤の静脈注射を防止するよう求める通知を都道府県教育委員会やスポーツ関係団体などに出した。昨年末に一部の高校で駅伝の選手が鉄欠乏性貧血でないにもかかわらず、鉄剤を注射していたことが問題となっていた。

通知によると、鉄剤の静脈内注射は鉄分の過剰摂取につながり、肝臓や心臓、すい臓などの機能障害を引き起こしたり、ヘモグロビンを作る能力を低下させたりする恐れがある。静脈内注射は鉄欠乏性貧血が重症で緊急の場合や経口による鉄剤の投与が不適当である場合に限って使用されるべきだとしている。

指導者は「パフォーマンスが低下している」とする選手からの訴えに対し、安易に鉄剤の静脈内注射を医師に求めず、医師の診断に従って適切な治療を受けるように促す必要があると指摘している。

この問題を巡っては昨年12月、日本陸上競技連盟が選手への鉄剤の静脈内注射を原則禁止とする方針を公表した。