AIが外国人の質問に回答 東京・港区、教育情報も

東京都港区は1月18日までに、外国人住民から寄せられる教育・子育てや医療・病院の質問に対し、人工知能(AI)を活用しチャット形式で答えるサービスを開始した。自動回答のサービスを通じ、外国人住民が直面する生活上の疑問に答え、適切な行政情報を提供するのが狙い。区には約2万人の外国人が暮らし、国籍の数は約140に及んでいる。

区によると、対応する言語は英語と易しい日本語(小学3年生レベル)の2種類で、SNS(会員制交流サイト)のフェイスブックメッセンジャーの機能を使う。サービスは無料で24時間365日対応する。回答する質問は、教育・子育てや医療・病院の他、防災、ごみの捨て方、国際・文化、税金・保険・年金などの各種手続き、観光、町会の分野となる。

AIを活用したシステムが質問の文脈を読み取り真意を分析し、FAQから自動で回答する。外国人住民とのチャットのやりとりをデータベースに蓄積し、AIが質問傾向や類似質問、回答への評価を自動で分析し学習する。

利用方法は、区国際化・文化芸術担当のフェイスブックページ、Minato Information Boardへアクセスし、「メッセージを送信」から問い合わせる。

区の担当者は「最初は答えられない質問もあると思います。ただ、たくさんの質問を受けることで、AIはどんどん賢くなっていく。一度質問して分らないことがあっても、後日聞いたら答えてくれるかもしれません。区外の外国人の利用も歓迎します」と話し、サービス拡充に向けて利用を広く呼び掛けている。