院内学級にVR旅行を提供 情報通信業者の新事業

VRでラジオスタジオの仕事を体験する子供たち(ジョリーグッド提供)

VR旅行なら、病室を飛び出して世界中を旅できる――。先端テクノロジーを開発するジョリーグッド(本社・東京)は1月16日、院内学級の児童生徒にVR(バーチャルリアリティー)サービスを提供する「ボーンスマイル・プロジェクト」に乗り出したと発表した。

第1弾として、国立成育医療研究センター内の東京都立光明学園・そよ風分教室に在籍する18人にVR旅行プログラムを届けた。同社によると、子供たちは専用のゴーグルを装着し、和歌山県のテーマパーク「アドベンチャーワールド」やハワイのハンググライディングを楽しんだ。

その他、ブリの養殖やラジオスタジオ、北海道のバルーンフェスティバルを体験。特に動物と触れ合うコンテンツが人気を集め、イルカや赤ちゃんパンダのかわいさに興奮していたという。

同校の教員らは「普段病棟から出られない子供も参加できた。皆、いつもより楽しそうで元気だった」「入院中の子供は自然や人との関わりといった当たり前の経験がなかなかできない。仮想空間ではあるが、これをきっかけに『こんな所に行きたい』といった思いが生まれればいい」と感想を述べた。