長野県教委、夏休み延長へ 昨夏の猛暑機に小中高で

長野県教委は県内の公立小・中・高校の夏休みを延長する方針を決定し、1月18日に学校側に通知した。各年度の状況を踏まえた上で段階的に延長する。県教委は昨年10月から検討委員会を設けて夏休み期間の在り方について検討を重ね、1月17日の定例会で最終まとめを公表。課題の一つであった授業時数確保は年間計画の中で検討し、実情に応じて行事の見直しや春休みの短縮をするよう促した。

県教委によると、県内公立校の夏休みの平均日数は小学校が27.6日、中学校が27.2日。夏が短い地域の特徴から、36日以上が大半を占める他府県よりも期間が短い傾向にある。検討委員会は夏休みの日数延長の可否を巡り▽授業時数の確保▽児童生徒の居場所の確保▽主体的・自律的な学びの充実▽教員研修の充実――の課題を検討。授業時数の確保は、学校行事の見直しや他の長期休みの短縮も含め年間計画全体の中で検討し、児童生徒の居場所の確保は、公民館やコミュニティスクールに設けられた学びの場や、放課後子どもクラブの環境整備を進めることで対応する。

延長日数は目安を設けず、各市町村教委が地域や各学校の実情に照らして3月末までに決定する。県教委は「日数の問題だけではなく、児童生徒が主体的・自律的な学びを深めるためにどのような期間であるべきかという視点で検討した。家庭や地域で過ごす時間も重要だと考えている」とコメントしている。