センター、得点調整せず 「倫理」で出題ミス

センター試験平均点(中間集計その2)

大学入試センターは1月25日、2019年度センター試験の得点調整は実施しないと決定するとともに、「倫理」で出題ミスがあったと発表した。

同日までに採点が終わった受験者54万4782人の平均点(中間集計その2)が判明した。最終集計は2月7日に発表する。

大学入試センターによると出題ミスがあったのは第1問の問6で、近代以降の日本の家族や結婚に関する在り方として、不適切な記述を選ぶ問題。配点は3点。当初、「②高度経済成長期以降の日本では、核家族が主要な家族形態として定着し、全世帯に占める核家族の割合は増加の一途をたどってきた。」を正解としていた。

北海道の高校教員から1月23日、「①高度経済成長期以前の日本では、親子だけでなく、祖父母や親族が一緒に暮らす大家族(拡大家族)が一般的な家族形態であった。」について、「不適切ではないか」という指摘があった。教科書では点検していたが統計資料は参照しておらず、改めて確認したところ、構成比率では高度経済成長期以前でも核家族の割合が最も高かった。これを踏まえ、選択肢①も追加で正解とした。

センター試験での出題ミスは、「数学Ⅱ・数学B」「世界史B」で正解が二つあった15年以来。担当者は「今後は点検を一層厳格に行う」としている。