遠隔教育促進や引率時対応を明示 医療的ケア会議

最終まとめに向けて論点を詰めた=1月28日午後4時すぎ、文科省、藤井孝良撮影

文科省の「学校における医療的ケアの実施に関する検討会議」は1月28日、第8回会合を開き、最終まとめに向けた論点を協議した。中間まとめをベースに、長期欠席や訪問指導を受けている医療的ケア児に対する遠隔教育の促進、校外学習の引率時の対応を明示した。2月に開く次回会合で最終まとめを出す方針。

会合では、病気療養児に同時双方向型授業配信を実施した場合に、一定の条件で出席扱いにできるようになった昨年9月の文科省通知を踏まえ、医療的ケア児への教育活動を補完するため、遠隔教育の取り組みを促進することを確認した。

また、遠足や社会見学といった校外学習での医療的ケアについては、従来は看護師の対応を基本としていたが、校内での学習と同様の対応を基本とすべきだとした。宿泊を伴う場合の看護師や介護職員の勤務時間を考慮した人員確保、災害時に医療機器を使用できるようにするための電源確保の重要性も示した。

通学時のスクールバスについては、日常的に教職員が同乗していないため、これまで通り看護師による対応が必要だとした。

委員からは「自宅からロボットを使って授業に参加するケースも増えている。遠隔教育を促進する方針は望ましい」「現場では看護師が不足している。それが理由で医療的ケア児が学校に行けないことがないよう、柔軟に対応できるようにしてほしい」「寄宿舎における医療的ケアの対応について、最終まとめに盛り込むべきだ」などの意見が出た。