いじめ防止条例を母子心中受け最終調整、提出へ 仙台市

「(仮称)仙台市いじめの防止等に関する条例」骨子案より抜粋

小学2年生の娘へのいじめを苦にした母親が、親子で無理心中したとみられる事件が昨年11月に起きた仙台市で1月29日、「いじめの防止等に関する条例」案を2月の市議会定例会に提出すると、郡和子市長が定例記者会見で述べた。

条例には▽いじめ防止のための道徳教育や情報モラル教育▽発達に特性があるなど、配慮が必要な児童・生徒へのいじめを防ぐ組織的な対応▽重大事態発生時の対応――を盛り込む方針。

市長は会見で、無理心中とみられる事件を受け、条例案の最終的な調整をしていると述べ、「(新たに)盛り込むべきことがあるか、足らざることはないか調べている」と説明した。

また、母子の遺族が「学校の対応が不十分だった」と指摘しているのに対し、市教委は学校がいじめを認識し、一定の対応をしたと主張していることにも触れ、「(遺族と学校で)認識にずれがあることは大きな課題だ」と、再発防止策を条例案に盛り込む考えを示した。

同市が条例制定の準備を進めてきた理由には、市立中学校の生徒3人が相次いでいじめ自殺をした問題もある。