思考ツールを活用した授業を公開 埼玉県の戸田第二小

ピラミッドチャートを活用する児童ら

埼玉県戸田市立戸田第二小学校(小高美惠子校長、児童数1029人)で1月31日、総合的な学習の時間の授業が公開された。2年生、4年生、5年生の各学級で、児童の発達段階に合わせて「円たくん」やタブレット端末などの教具、「くま手チャート」「ピラミッドチャート」といった思考ツールを活用した授業が行われた。

同校は児童の学びを活発にする目的で、生活科や総合的な学習の時間に思考ツールを活用。児童は自分の考えを表現しやすくなり、思考の流れを整理できているという。

環境をテーマに「めざせ!かんきょう博士」と題した4年生の公開授業では、児童らはタブレット端末でロイロノートというツールを使用。「自分たちの環境を守っていくためには、どんなアイデアがあるか?」という課題解決案をグループで話し合った。児童らはピラミッドチャートも活用し、考える順序を明確にしていた。

授業後に行われたセッションでは、参加者が授業を講評。「児童は思考ツールを使い慣れている様子だった。学習意欲も高まっているように見える」「教員が『なぜこう考えたのだと思う?』と声かけし、児童同士が学び合えるよう発問しているのが良かった」との感想が聞かれた。

小高校長は「これから先、子供たちにどんな力をつけていけば良いのか、将来を見据えた『学びのカタチ』についてエビデンスと研究成果を示せるよう、研究を進めていきたい。未来につながる学びを、皆さんと考えていきたい」と述べた。

公開授業研究会の指導者で、札幌市立屯田北小学校の朝倉一民主幹教諭は「総合の学習の時間にこそ、PBL型の授業が必要」と、インテルの竹元賢治・教育事業推進担当部長は「ふわっとした内容を具体的なタスクに落とし込む力、抽象化された事象を具現化する力が、これから必要とされていく。今日の授業ではそれができていた」と評した。