障害児専用の避難所を設置 熊本市、特別支援6校に

熊本市は1月30日、地震などの災害時に障害児とその家族を受け入れる「福祉子ども避難所」を、市内の特別支援学校6校に設置することを発表した。避難所では特別支援学校の教員らが常駐し、障害の特性に合った、専門性の高い支援をする。

市によると、2016年の熊本地震では、障害児のいる家族の多くが周囲への配慮から、指定の避難所への避難をちゅうちょし、車中泊や倒壊した自宅にとどまっていた。それを踏まえ、専用の避難所の開設に踏み切った。

「福祉子ども避難所」は震度5強以上の地震発生時、市内6カ所に開設され、計900人の利用を想定する。各避難所に原則特別支援学校の教員3人と、研修を受けた市の職員3人が常駐し支援する。

対象の避難所は障害の種別で振り分けられており、知的障害児は▽熊本大教育学部付属▽県立熊本▽市立平成さくら――の各支援学校。この他、県立盲学校が視覚障害、県立聾学校が聴覚障害、県立熊本かがやきの森支援学校が身体障害のある子供を対象とする。

市の「障がい保健福祉課」は「特別支援学校の教員が常駐することで、目の行き届いた配慮をしたい。市民へ周知を図り、万が一の災害時はスムーズに運営できるよう努めたい」とした。