千葉県野田市教委に文科省が職員派遣 小4女児死亡事件

死亡した女児が父からの暴力被害を訴えたアンケート用紙のひな型=2月1日午後5時、千葉県野田市役所、板井海奈撮影

千葉県野田市で小学4年生の女児が死亡し、傷害の疑いで父が逮捕された事件で、文科省は2月1日、同市教委に職員を派遣し、聞き取り調査を実施した。この事件を巡っては、死亡した女児が「お父さんにぼう力を受けている」と回答したアンケート用紙のコピーを、市教委が父に渡していたことが発覚し、問題視されている。

文科省との面談後、教育新聞の取材に応じた市教委学校教育部の長妻美孝部長は「(被害者の父から)アンケートの開示を求められたとき、弁護士や児童相談所に相談できなかったのかと指導があった。これらを真摯(しんし)に受け止め、改めて再発防止の気持ちを強めた」と神妙な面持ちで語った。

市教委によると文科省職員からは、関係各所の一人一人が表面上でなく、密に連携する必要性について指摘があったという。これを受け長妻部長は「横のつながりありきの、仕事のやり方を徹底しなければならない。伝えなければならないことや連絡しなければならないことは、最優先事項とするべきだと肝に銘じる」と述べた。

同市は2月中をめどに再発防止委員会を設置し、事件の経緯についてさらに調査を進めるとともに、再発防止策を策定する方針。