全教員が性的嗜好を自己分析 わいせつ行為根絶で、長崎

長崎県教委は2月5日までに、県内公立学校の全教職員1万4千人を対象に、性的嗜好(しこう)を客観的に確認できる「自己分析チェックシート」を2019年度から導入すると発表した。教職員自らが自身の心理と向き合うことで、セクハラや盗撮など、わいせつ行為の根絶を目指す。

シートは、「小児性愛の傾向」と「セクハラ・パワハラを起こしやすいか」を計る2種類。設問は専門機関の「性障害専門医療センター」が作成した。

「生徒に関する性的な想像や考えを持っていても、生徒を傷つけていないからそんなに悪いことではない」「生徒によっては他の生徒よりもはるかに大人っぽい子もいる」などの設問があり、「そう思う」「あまりそう思わない」などから選択して回答する。

結果は自己採点のため、県教委を含めた第三者は把握できない。合計点数別に「陽性」「微陽性」「微陰性」「陰性」と分析結果が分かれており、回答者は自身の陥りやすい危険性を把握できる。回答結果を踏まえ「性障害専門医療センター」に相談することができ、初回面談は無料。

県教委の担当者は「わいせつ行為はあってはならないこと。発生原因は個人の内面に関わることや依存症など、他人が踏み込みにくい部分が多い。シートを活用し、教職員自らが気づき、抑止のために行動してほしい」と話した。