高崎市の部活動指導員の補助 群馬県が申請取り下げ

群馬県高崎市が策定した部活動ガイドラインに休養日や活動時間の規定がないとして、同県が2月6日までに、文科省に対して、高崎市の部活動指導員に関する今年度分の補助金申請を取り下げたことが分かった。県から同市に対する補助金についても支出を見送る。同市は今年度予算で1375万円を計上し、独自に部活動指導員の配置を進める方針。

高崎市によると、同市が昨年策定した部活動ガイドラインは、各校の部活動の状況が異なるという理由から、休養日や活動時間について明示せず、行き過ぎた指導や過度な活動時間にならないように配慮した指針を、各校で作成するよう通知していた。

文科省は、スポーツ庁が作成した国の部活動ガイドラインに沿って、休養日や活動時間を定めた指針を策定していることを条件に、自治体に対して部活動指導員の費用のうち、3分の1を補助する方針を示していた。群馬県は、同市の部活動ガイドラインはこの条件を満たさないと判断。文科省への申請を取り下げた。

高崎市教育委員会の担当者は「市が一律に基準を決めるのではなく、各校の部活動の実態に応じて適切に判断するという趣旨であり、国の方針と方向性は同じだ。生徒のニーズや教員の働き方改革のためにも、部活動指導員の配置は進める。今後については、状況を注視していきたい」と述べた。

文科省によると、高崎市以外で、部活動ガイドラインの記載を理由に部活動指導員の配置補助の申請を取り下げた事例は把握していないという。