目指す生徒像を明確化 石巻市立中がNITS大賞

大賞を受賞した宮城県石巻市立 万石浦中学校の小山晴美教諭(NITS提供)

教職員支援機構(NITS)の第2回「NITS大賞」の発表会がこのほど、都内で開かれ、大賞に宮城県石巻市立万石浦中学校(発表者・小山晴美教諭)が選ばれた。

NITS大賞は、教員の資質向上や教育現場の課題解決を目的に、教員や学校などが実践した活動を募集し、表彰・公開する好例共有事業。

第2回は全国から86点の応募があり、優秀賞10点が選出された。

大賞に選ばれたのは、小山教諭の実践「チーム万中グッジョブ作戦」。「生徒たちのどんな力を伸ばし、何が課題なのかを把握する指針が不明確」という課題に対し、「目指す生徒像」を共通目標として設定。目標達成に必要な教育活動に厳選し、チームの多様なアイデアを反映させながら、計画・立案、教育実践の向上に取り組んだ。

同時に3年間にわたって、生徒のよい言動を、教員や生徒同士が「グッジョブカード」を用いて称賛する活動を行い、教員の資質能力と、生徒の自己有用感向上につなげた。

審査委員からは「他校でも実践できる汎用(はんよう)性の高さに加え、目指す生徒像を明確化することで、教員のチーム活動による教育実践の質の向上や、業務スリム化につながっている。また、それらがすべて生徒の成長に返ってくる仕組みになっている」と高く評価された。

NITSでは3月下旬に、今回の優秀賞10点の発表動画と、応募のあった全エントリーシートをウェブサイトに掲載。優秀賞受賞作品をまとめた事例冊子も発行する予定。