ゲームアイテムを開発する体験授業 生徒らはプレゼンも

教室をイメージした壁紙をプレゼンする優勝チーム

学校では学べない実社会の体験授業を――。東京都品川区の品川女子学院中等部・高等部(仙田直人校長、生徒1272人)は2月12日、生徒がアプリゲームのアイテムを開発する特別講座を実施した。ゲーム会社「DeNA Games Tokyo」の社員がゲスト講師を務め、1月から全3回で開催。最終日のこの日は、社員らが審査員のコンペを行い、上位2チームのアイテムが実際に販売されることが決まった。

参加したのはゲームやマーケティングに興味を持つ、中1から高1までの生徒約40人。ゲームの舞台である「宇宙」を題材に、ゲーム内で使える壁紙や床のデザインを考えた。

生徒らはユーザーの好きな芸能人やよく行く店などを設定してイメージを膨らませ、アイテムの訴求ポイントを審査員にプレゼンした。

優勝したチームは「宇宙×学校」をテーマに、ターゲットを「夫が国家公務員の専業主婦イノウエカズコさん、45歳」と具体的に設定。

タブレットを活用してデザインを考案する生徒ら

「懐かしさ」を訴求ポイントにし、教室をイメージした壁紙や、80年代の制服をモチーフにした衣装を提案し、審査員から「ターゲットの背景まで細かく想像できている」と評価された。

この体験授業を企画した竹内啓悟教諭は「ゲームはいまや日本の主力産業の一つ。生徒たちにとっては遊ぶものだが、業界で働く人と触れ合い、職業としてゲーム業界を見るきっかけにしてほしい」と話した。