4カ国の高校生が国際フォーラム SGH成果発表会

男女平等をテーマに意見交換する4カ国の高校生ら

「スーパーグローバルハイスクール(SGH)成果発表会・国際フォーラム」が2月15日、東京都世田谷区の昭和女子大学附属高校で開催された。教員や高校生ら約500人が参加。投野由紀夫・東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授の講演や、4カ国の高校生による国際フォーラムなどが行われた。

同校は2014年度から文科省指定SGHとして、グローバル人材の育成に努めてきた。成果報告では、同校の岡野内理恵教頭が「女性のグローバルなキャリアデザイン」をテーマにした課題解決プロジェクトについて説明。

生徒は男女平等や途上国女性の支援などの研究に取り組んだ結果、年度当初は「異文化の視点から課題内容を考えることができる」と答えた生徒は41.7%だったのが、2月には91.7%に増えたと語った。

「グローバル・リーダー養成のための英語力」と題して講演した投野由紀夫教授は、国際社会に通用する言語力を養うには▽名文を読み、暗唱する▽自分の考えを表現できる言葉を生み出す▽日本語の本をたくさん読み、長文で考えを表現できるよう訓練する――が重要だとした上で、「どんなに英語力が高くても、中身がなければ聞いてもらえない」と強調。

会場の高校生に「今の教育環境を最大限に活用して中身を鍛え、世界で活躍できる力を身に付けてほしい」と呼び掛けた。

国際フォーラムにはフィンランド、米国、英国の高校生と、日本から同校と私立海城高校の生徒が参加。「男女平等社会の実現に向けて」をテーマに、オールイングリッシュで意見交換した。

日本の女子生徒が「フィンランドでは医師の数が男女でほぼ同数だが、日本では大学入試でさえ女子に対する差別がある」と述べて、フィンランドの国内状況を質問。同国の男子生徒は「父親が家事や育児をするのは普通のことで、子供は幼い頃から男女平等を当然のこととして育つ」と答えた。

英国の女子生徒は「小学生の頃から先生が、男女機会均等の大切さを教えてくれた」と発言。米国の女子生徒は「米国では男女差別は深刻な問題の一つだ」といい、解決には▽投票や表現▽意識の向上▽変化を信じる気持ち――が不可欠だと強調した。

【おわびと訂正】正しくは投野由紀夫・東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授でした。訂正しておわびします。