「通学せずとも学べる仕組み」 Society5.0時代を討論

これからの学校教育について討論するパネリストら

「Society5.0時代の学校教育」と題したパネルディスカッションが2月19日、東京都千代田区の武蔵野大学附属千代田高等学院(荒木貴之校長)であった。経産省の浅野大介教育産業室長や前ミネルバ大学日本連絡事務所代表の山本秀樹氏らが登壇し、教員ら約90人が聴講した。

浅野室長は「通信制高校のように集まるべきタイミングでのみ集まり、通学せずともできることはオンラインで学べる仕組みが必要になる。それに慣れた子供が社会に出れば、『会社へ行かなくていいときは行かない』という風潮が生まれ、働き方改革が一層進む」と語った。

山本氏は「これからの学校で議論すべきなのは『何を捨て、何を減らすか』だ。学校に年齢のしばりは本当に必要か、入試は偏差値重視でなければならないのかなど、見直すべき課題がある」と指摘。

「今日の参加者は『今のままではいけない』と、もやもやした気持ちでいる、学校では少数派の先生方だと思う。互いにネットワークをつくるなどして、勇気をもって変革に乗り出してほしい」と訴えた。

会場参加者から「これからの学校はどうあるべきか」という質問が出ると、パネリストの広尾学園中・高校の金子暁副校長は「(自身の勤務校が)生徒が集まらずひどい状態になったのは、教員の都合で動いていたからだった」と振り返り、「今は生徒の未来にとって必要なことを最優先にする学校に変わり、高く評価されるようになった。そういった教員の意識改革を進めることが、これからの学校には求められる」と述べた。

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