TOEICのBridgeが4技能に 共通テストには対応せず

「TOEIC Bridge Tests」の問題について説明するフィリップ氏

日本でTOEIC Programを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2月19日、初級~中級者向けの「TOEIC Bridge Tests」の公開テストについて、6月からCBTによる「話す(Speaking)」と「書く(Writing)」のテストを実施し、英語4技能に対応すると発表した。ただし、2020年度からの大学入学共通テストにおける民間資格検定試験には当面対応しない。

IIBCによると、「TOEIC Bridge Tests」は、スコアに応じてCEFRのA1~B2レベルに相当。マークシートによる「聞く(Listening)」と「読む(Reading)」の合計1時間、100問のテスト(Listening & Reading Tests)に加え、新たに会場のコンピューターを使用し、「話す(Speaking)」と「書く(Writing)」に対応した合計52分間、全17問のテスト(Speaking & Writing Tests)を実施する。

19年度の公開テストは、「L & R」については全国13都市で年4回、「S & W」は東京、大阪、愛知を会場に年4回(各回午前・午後の2回ずつ)実施する。受験料は「L & R」が4860円、「S & W」が9180円。

問題の開発に携わった「Educational Testing Service」のテスト開発部門プリンシパルアセスメントデザイナー、フィリップ・エバーソン氏は「10代後半以降の大人の学習者が英語で日常会話できることを想定して設計した。『話す』の問題では文法や単語がパーフェクトでなくても、相手に状況を説明できるかを重視している」と説明した。

山下雄士IIBC常務理事は「大学入学共通テストでの英語の民間資格検定試験では、参加要件に国内での2年以上の実績が必要となるため、現時点ではTOEIC Testsのみで対応する。『Bridge』の対応は今後の検討課題になるだろう」と述べた。

【おわびと訂正】正しくは「山下雄士IIBC常務理事」でした。訂正しおわびします。