「次世代学校ICT環境」実証事業 東京・前原小で報告会

「schoolTakt」でクラスメイトの作った詩を評価する児童

東京都小金井市立前原小学校(松田孝校長、全校児童539人)で2月23日、同小がモデル校に指定されている、総務省「『次世代学校ICT環境』の整備に向けた実証事業」の報告会が開かれた。教育関係者ら約400人が出席した。

同校では、ブラウザ上から児童の学習状況をリアルタイムに把握できる「schoolTakt(スクールタクト)」を導入し、「朝の会」や授業で活用している。

6年3組の「国語」では、蓑手章吾教諭が谷川俊太郎の詩『生きる』をモチーフに詩を「共創」する授業を行い、児童が考えた詩の一節を「schoolTakt」で共有。それぞれが評価や助言を入力し、最後に評価の高かったフレーズを組み合わせて、一つの詩を完成させた。

蓑手教諭は「『schoolTakt』をあらゆる教科で活用している。使い方に慣れると、児童はどうすれば友達に見てもらえるかを考え、表現を工夫するようになる」と述べた。

縦割り班活動での「micro:bit」を使った宝探しゲーム

「縦割班活動」や「総合的な学習の時間」では、異学年の児童がプログラミングを通じて交流。1~6年生の「縦割班活動」では、マイコンボード「micro:bit」を使った宝探しゲームが行われた。

児童は、1~10までの数字が一致するとライトが光るようにプログラミングされた「micro:bit」を腕にはめて宝探しをスタート。校内に置かれた「micro:bit」を見つけ、かざしてライトが点灯すれば「お宝ゲット」となった。

「総合」では、中学年、高学年ごとにプログラミング教材によって児童が活動を選択した。そのうちの高学年の1クラスでは、子供向けのプログラミング専用パソコン「IchigoLatte」を使って、キーボード入力で「JavaScript」によるコーディングに挑戦。1時間ほどで、矢印キーでアイコンが上下左右に移動するゲームを作った。

「IchigoLatte」を開発し、同校での教材作りに協力する松田優一氏は「JavaScriptは小学生には難しいと思われるかもしれないが、小学生でも分かる課題を設定すれば十分取り組める」と話した。

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