小学校の児童会長の男女比は1対1であるにもかかわらず、中学校の生徒会長は9割を男子生徒が占めていることが、滋賀県大津市教委がこのほど実施した調査で明らかとなった。2月に開催された総合教育会議に合わせて、市立小・中学校と市内の県立高校(全日制)の児童会、生徒会役員の男女比を調べた。
それによると、2018年度の小学校児童会の役員比率は、男子が45.0%(197人)、女子が55.0%(241人)で、児童会長では男女共に50.0%(共に13人)だった。
中学校の生徒会では、役員比率は男子が36.9%(144人)、女子が63.1%(246人)で、女子の方が多かったが、会長比率は男子が88.9%(16人)、女子が11.1%(2人)と逆転していた。
高校の生徒会では、役員比率は男子が34.6%(53人)、女子が65.4%(100人)だった。会長は男子が60.0%(3人)、女子が40.0%(2人)だった。
同市は14年度以降についても、記録が残っている学校はさかのぼって調査したが、中学校では過去4年間のどの年でも、男子の役員比率が女子に比べて低いにもかかわらず、会長の比率が高かった。