幼児のスマホ利用と行動制御 安心ネット協が研究発表会

分析結果を説明する浅野講師

スマートフォンやタブレットは子供の発達を阻害するのか――。安心ネットづくり促進協議会は2月27日、都内で2018年度研究発表会を開催した。教育関係者やインターネット事業者ら約40人が参加。幼児期のスマホ・タブレット利用が、子供の行動に与える影響について報告があった。

久留米大学の浅野良輔講師は、2~6歳児を持つ夫婦455組にウェブ調査を実施。

幼児のスマホ利用が、社会的な決まりや他人との関係性に従って行動をコントロールできる「エフォートフル・コントロール」「自己抑制」といった行動制御にどう影響するかを分析した。

その結果、スマホ・タブレットの利用頻度や用途、利用状況は、行動制御とほとんど関連しなかった。一方で、スマホ・タブレットについて、家庭内で利用規則を多く設けているほど、行動制御はやや高いことが分かった。

浅野講師は「この結果に対し、保護者は過度に心配する必要はない。ただし、無制限に使わせるのではなく、ルールを設けることは重要だ」と述べた。