「罪悪感の植え付けが一番つらかった」 不登校でシンポ

一人一人の状況に応じた対応の重要性を語るシンポジストら

東京都北区教委、NPO法人東京シューレ主催の「子どもの多様な学び・育ちを考えるシンポジウム」が3月1日、都内で開催された。教員ら約200人が聴講した。

東京シューレは、1985年に設立されたフリースクール。シンポジウムには不登校を経験し、東京シューレに在籍していた4人がシンポジストとして登壇した。

シンポジストの1人は、中学1年生の時に他の生徒からいやがらせを受けた際、担任の指導によりクラス全員の前で加害生徒から謝罪され、「いじめられている『かわいそうな子』だと皆に思われた」と感じて不登校に陥ったという。

親の薦めで東京シューレ葛飾中学校に行った際、「自分のつらさに寄り添い、受け入れてくれていると初めて感じられた」と説明。同校では自分のペースで学ぶことができたといい、卒業後は都立高校に入学。今は東京学芸大学教育学部で、スクールカウンセラーを目指して勉強中だと語った。

別の1人は中学校で不登校に陥ったといい、「毎週金曜日になると、担任の先生が『来週は来てみたらどうか』と連絡があるのが負担だった」「先生や親から『不登校は悪いことだ』と罪悪感を植え付けられるのが一番つらかった」と強調。

会場の参加者に向け、「不登校は保護者もつらいと思うが、一番悩んでいるのは本人。その子の今の状況やペースを大事にしながら、安心感を持たせるよう働き掛けてあげてほしい」と語った。