「教員がアクティブに」 新たな形で研究発表会開く

ワークショップの始まりでコーヒーやお菓子を配布

従来型の研究発表では、教員がアクティブになれない――。東京都江東区立第五砂町小学校(髙橋修校長、児童710人)の研究発表会が2月28日、これまでにない新たな形で開催された。

企画した髙橋校長は新たな形を模索した意義について「先生がアクティブになる必要がある」と述べ、「今の子供が社会の主体になる20年後の未来に向け、教員に何ができるかを考えさせ、やる気を引き出すのが研究発表会の意義だ」と強調。

教員が主体的に取り組む「未来志向の研修会」を通年で実施してきたといい、この日の発表会の進め方も見直したと語った。

まず授業公開は、「通常の形は担当する教員の負担が大きく、働き方改革の観点からも見直すべき」(同校長)との理由から、教諭らは1年間にわたる研究の成果を10分程度のプレゼンテーションにまとめ、授業を撮影した動画を活用しながら発表。

続くパネルディスカッションは、外部協力者らをパネリストに迎え、「未来の教育」をテーマに語り合う場として行った。会の終わりには、「学んだことを振り返る場が必要」(同校長)と、約20分のワークショップを実施。これも「形式ばった場では、活発でのびのびとした活動に発展しない」(同校長)と、コーヒーやお菓子を用意し、自由に飲食できるようにした。

発表会当日は、全国から教員ら約100人が参加。プレゼンテーションでは同校の教員らが「この一年、ワークショップやラウンドスタディーなど新たな形式で研究協議を重ね、全教員が目的意識をもって『深い学び』につながる授業改善に取り組んだ。教員の意識や行動が変革したのが最大の成果だ」とまとめた。