イエナプランの公立校開設 広島県福山市で、全国初

オランダなどで普及している教育理念で、異年齢の子供同士によるクラス編成で知られる「イエナプラン」に基づく市立小学校を、広島県福山市教委が設置することが3月6日までに分かった。2022年度の開設に向け、県教委とも連携を取りながら、具体的な検討を進める。イエナプランによる公立学校開設は、全国初とみられる。

校舎は、学校再編によって21年度末で閉校する市立常石小学校を利用。児童は180人程度になるとみられる。1~3年生の低学年と、4~6年生の高学年でクラスを編成する。市内全域から児童を募集するほか、市外からの受け入れも検討する。

教育課程は学習指導要領に沿うが、1、2年生のみの生活科や、5、6年生のみの家庭科の扱いなど、教育課程をどうするかは未定。

広島県教委は19年度からイエナプランを含む研究に着手する予定で、新設校の在り方について、福山市教委と連携しながら支援していく。

イエナプランは、ドイツのペーター・ペーターゼンがイエナ大学付属校で始めた取り組みに端を発し、1950年代にオルタナティブ教育が盛んなオランダで広まった。年齢によるクラス編成をせず、個に応じた主体的な学びや子供同士による対話を重視する。