学費値上げラッシュ止めて 学生団体が文科で訴え

学費の値下げや給付型奨学金の対象の拡充を求めた、大学生団体「FREE」

政府は大学の学費値上げラッシュを止めるべき――。高等教育の無償化を求める大学生団体「FREE(フリー)」が3月11日、文科省で会見を開き、学費や奨学金で苦しむ大学生の実態を報告した。学費の値下げや給付型奨学金の対象の拡充などを求めた。

自身も奨学金を受けている、東京大学2年生の岩崎詩都香代表は「現在政府が進めている高等教育無償化は、対象がとても限られている。真の無償化に向けた施策を発展させるべき」と訴えた。

会見では、フリーが昨年9月から12月にかけて140の大学や専門学校の学生1457人を対象に実施した調査結果を公表。それによると奨学金を利用している学生は439人で31%を占めた。

進路を考える上で学費や奨学金の返済による影響はあったか尋ねたところ、「非常にあった」もしくは「少しあった」との回答は合わせて492人で、39%に上った。

個別のアンケートでは「学費が高いことで進学を諦めようと思ったときが一時あった」「奨学金返済の不安があるため、自分のやりたいことよりも収入を優先して就職先を探さざるを得ない」「バイトをしないと生活費が足りないが、バイトをすると時間がとられ授業準備ができない」など、学生たちの切迫した状況が浮き彫りにされた。