LINE社長が文科訪問 アカウント無償提供を提案

文科省と協力して若者の相談事業を推進するとした出澤社長(右)

LINEの出澤剛社長は3月13日、文科省を表敬訪問し、浮島智子文部科学副大臣らと面談した。現在30自治体で取り組まれているSNSを活用した相談事業について意見交換。出澤社長は相談事業で利用するLINEアカウントの無償提供や運用ノウハウの共有などを提案し、文科省と協力し若者が悩みを相談できる環境を広く提供するとした。

浮島副大臣は「一丸となり、守れる命をしっかり守りましょう」と呼び掛けた。

文科省は同日、大阪府やさいたま市など30自治体対象のSNSを活用した相談事業に関する調査を公表。それによると、2018年4月1日~12月31日の期間中に寄せられた相談は合計1万1039件に上った。

相談内容で最も多かったのは「友人関係」(2418件)だった。次いで▽学業・進路 1086件▽いじめ問題 1066件▽心身の健康・保健 909件▽教職員との関係 601件――などであった。緊急性の高いため、警察に緊急通報したものは5件だった。

表敬訪問後、記者会見に応じた出澤社長は「LINEであれば、若者は早い段階で気軽に相談できる。この相談事業を全国的に広げ、いじめ問題で悩む若者を少しでも減らしたい」と話した。