18年中のいじめ事件は152件 被害者の相談割合が減少

校内暴力事件の推移

2018年に起きたいじめに起因する事件は152件だったことが、警察庁が3月14日に公表した「少年非行、児童虐待および子供の性被害の状況」で明らかとなった。いじめの被害者が保護者や教師に相談した割合が、前年より減少した。校内暴力事件、教師に対する暴力事件は、いずれも前年より減少した。

152件(前年比3件減)のうち、いじめによる事件は142件(同6件減)、いじめの仕返しによる事件は10件(同3件増)だった。検挙・補導は229人(同16人減)で、▽小学生 69人(同6人増)▽中学生 112人(同20人減)▽高校生 48人(同2人減)――だった。いじめに起因する事件を罪種別にみると、暴行が70件で最も多く、次に傷害の40件と続いた。インターネットを利用した事件は18件あった。

被害者の相談状況を複数回答で聞いたところ、▽保護者に相談した 73.0%(前年比0.5ポイント減)▽学校の教師に相談した 33.1%(同7.7ポイント減)▽友人に相談した 5.4%(同2.1ポイント減)▽警察などの相談機関に相談した 16.2%(同7.6ポイント減)▽その他に相談した 2.0%(同4.8ポイント減)――と、いずれも減少する一方、「相談しなかった」(12.2%)は2.7ポイント増加した。

校内暴力事件は668件(前年比49件減)で、検挙・補導は724人(同62人減)、被害者数は706人(同91人減)だった。このうち、中学生の事件数が450件(同97件減)と大きく減少した一方、小学生(118件、同15件増)や高校生(100件、同33件増)は増加した。

教師に対する暴力事件は260件(前年比58件減)で、検挙・補導は263人(同45人減)、被害者数は289人(同60人減)だった。中学生で217件(同66件減)と減少。小学生は34件(同6件増)、高校生は9件(同2件増)だった。