改革に挑む教育長・校長ら 現場が抱える課題を議論

個性を認め合う学校づくりが必要と語る住田校長

教育改革に取り組む教育長、校長や、有志の文科省職員らによる団体「教育・学びの未来を創造する教育長・校長プラットフォーム」は3月17日、「2019年総会」を東京都文京区の東洋大学で開催した。教育関係者ら約150人が参加。同プラットフォームは創立から1年を迎え、総会では学力向上や地域連携、エビデンスに基づいた教育施策など、学校現場や教育行政が抱える課題について、先進的な事例を基にテーマ別ディスカッションが行われた。

「学校マネジメント」の分科会では、横浜市立日枝小学校の住田昌治校長が登壇し、多様性を認め、尊重する学校づくりをテーマに講演した。

住田校長は、校長が教師から意見を引き出し、ビジョンの実現に向けたアプローチを任せる「サーバントリーダーシップ」として、職員室や校長室にカフェスペースを設けたり、円卓で教員が学校の教育目標を話し合ったりする実践を提示。「学校の画一的な教育をどう変えるか。同質性や同調圧力が学校現場にまん延し、教師は疲れている。教師が元気な学校でなければ、子供たちも生き生きしない。それぞれの色を引き出すカラフルな学校づくりが求められている」と述べた。

グループディスカッションも行われ、「教師はティーチャーからファシリテーターに変わらなければいけない。その意識改革をどうするかが課題だ」「学校に地域や企業の人材が積極的に入り、子供の個性を生かす教育に変えなければいけない」「教育目標に照らし合わせて、教師の行動を評価することが、多様性を認める学校につながる」などの意見が出た。

住田校長は3月23日に、東京都千代田区の日本出版クラブビルで行う教育新聞の公開収録「『脱ブラック学校』カラフルな教育が子供を変える」で、前大阪市立大空小学校長の木村泰子氏と対談する。