「外部指導員の質の担保は必須」 部活指導で研修会

部活動の過熱化に警鐘を鳴らす長沼教授

日本部活指導研究協会は3月16日、「学校教育の一環の部活動指導とは」をテーマに、部活動指導員向けの研修会を、学習院大学で開催した。学校関係者や部活動の外部指導員志望者ら約30人が参加。学習院大学文学部教育学科の長沼豊教授の講話やワークショップを通じて、部活動指導への理解を深めた。

同協会の中屋晋代表理事は「これからますます多くの外部指導員が学校部活動に参画する。部活動はただスポーツを指導するだけでなく、学校教育の一環であることを広く周知させなければならない」と呼び掛けた。

「日本の部活動の現在・過去・未来」をテーマに講話した長沼教授は「現状の学校部活動は肥大化して、過熱化している。業界一丸となって改革に取り組まなければ、5年後、10年後の学校教育が悲惨なことになるだろう」と警鐘を鳴らした。

会の最後には質疑応答の時間が設けられ、活発な意見交換がなされた。参加した教員からは「教育の専門家でない外部指導員をむやみに増やすことは正直不安だ」といった声が上がった。

長沼教授は「外部指導員の質の担保は必須。1年単位の更新制や自治体単位のライセンス方式の導入など、学校教育について理解してもらう場を整備しなければいけない」と指摘した。