教員の7割が『髪型校則』に疑問 P&Gが調査

髪型校則についての教員の回答

髪型や髪色について規定する校則(髪型校則)について、教員400人を含む計1000人に聞いた「髪型校則へのホンネ調査」の結果を、P&G(本社・神戸市)が3月18日に公表した。教員の70%が「勤務校の髪型校則に疑問を感じている」と回答。また87%が「時代に合わせて髪型校則を変えていくべきだと思う」、93%が「時代に合わせて校則を変えていくべきだと思う」と答えた。

同社は「この髪どうしてダメですか」と題したキャンペーンを、同日から展開。同調査はインターネットを通じて2月15~25日に実施し、全国の現役教員400人、現役中・高生400人、高卒以上の男女200人から回答を得た。

教員以外では、「生まれつき茶色い地毛を、学校から黒染めするよう促された経験があるか」という問いに、13人に1人が「ある」と回答。91%が「髪型校則がなぜあるのか、理由を先生に聞いたことがない」と答えた。

同社は「教員、生徒の双方が髪型校則について疑問をもちながらも、本音で話すきっかけがなく、対話できていない」と分析。

「過去に実際に校則を変えたことのある学校の事例」として、東京都世田谷区立桜丘中学校と千代田区立麹町中学校を挙げ、「桜丘中では西郷孝彦校長が納得のいかない校則を一つ一つ検証して全廃した結果、校内暴力がなくなった。麹町中では工藤勇一校長が髪型に関する注意をやめるようにしたところ、金髪だった生徒が自然と黒髪にした」と紹介。「生徒の個性が尊重される社会になることを応援していきたい」としている。

同社の大倉佳晃アソシエイト・ブランド・ディレクターは「中学・高校で提出が求められる地毛証明書のことや、地毛であるにも関わらず髪を黒く染めるよう指導された生徒がいるというニュースを耳にしたのがきっかけ」とキャンペーンの実施理由を話している。