小学生が観光マップを手作り 街頭で外国人に配布

手作りマップを街頭で配った児童ら

東京都渋谷区立千駄ヶ谷小学校(長田眞理子校長、児童325人)は3月19日、児童が制作した「千駄ヶ谷インバウンド観光マップ」を訪日外国人へ配布するイベントを、都内の街頭で開催した。地図アプリなどのナビタイムジャパンとの共同プロジェクトで、同小6年生の児童が参加。児童たちは町を行きかう外国人に積極的に声を掛け、街の魅力を伝えた。

同マップは6年生の「総合的な学習の時間」で制作した。児童らは昨年4月から、地元である千駄ヶ谷の課題を、インバウンドの観点から調査。その結果、区内の他の地域と比べて知名度が低いことが分かったため、街の魅力を伝える地図の製作に乗り出した。

マップでは国立能楽堂や風呂敷専門店、アニメのフィギュアショップなど、訪日外国人が楽しめる場所を英語で紹介。写真やイラスト、紹介文、翻訳などの制作作業は児童が自ら担当し、プロの写真家や編集者が特別講師としてバックアップした。

参加した児童の1人は「協力してもらえる企業やお店は自分たちでピックアップして、電話したり、実際に足を運んだりして開拓した。街頭で配るのは緊張するけれど、度胸がつく」と話した。

長田校長は「児童は主体的に学習に取り組む中で、問題や課題にぶつかったが、自分たちで考え工夫してクリアできた。実際の社会で生き抜く力を、確実につけていると感じる」と感想を述べた。