公立中学校の98.6% 職場体験学習を実施

中学校の職場体験学習の実施期間

公立中学校の98.6%が職場体験学習を実施していることが、国立教育政策研究所が3月19日に公表した2017年度の集計結果で明らかとなった。公立高校でも8割以上でインターンシップを実施しているが、半数は教育課程外として実施され、一部の選択科目や希望者による参加にとどまっていた。

集計によると、公立中学校9449校中、職場体験学習を実施しているのは9319校。学年では中2での実施が7988校(85.7%)と最も多く、実施期間は▽1日 1273校(13.7%)▽2日 2967校(31.8%)▽3日 3490校(37.5%)▽4日 338校(3.6%)▽5日 1119校(12.0%)――だった。一部では、複数学年で実施している学校もあった。

教育課程での位置付けでは、「総合的な学習の時間」での実施が7994校(78.2%)と最多。職場体験の事前・事後指導の時間では、共に「1~5時間」が最も多かった。

全日制・定時制の公立高校4051校のうち、インターンシップを実施しているのは3436校で、実施率は84.8%。なお、これには選択や希望者など、一部の生徒が参加する場合も含まれている。

教育課程への位置付けを複数回答で聞くと、教育課程に位置付けずに実施しているのが5216学科(50.6%)で最も多く、そのうち4842学科(92.8%)で一部の生徒のみが参加する形態を取っていた。

インターンシップの事前・事後指導にかける時間では、共に「1~5時間」の割合が最も多かった。事前指導の内容で最も重視しているのは、「インターンシップの目的を設定・確認させる指導」(59.2%)で、次いで「マナー指導」(24.5%)だった。

事後指導で重視しているのは「報告書やレポートの作成など、インターンシップを評価させる指導」(43.8%)、次いで「インターンシップの経験をこれからの生き方につなげて考えさせる指導」(20.7%)だった。