科学史学べるトランプを制作 授業利用なら無償提供

「科学技術偉人トランプ」の使い方を説明する柴田専務理事

トランプで、楽しみながら科学の歴史を学ぶ――。日本発明振興協会(原昭邦会長)は3月19日、文科省で記者会見を開き、「科学技術偉人トランプ」を制作したと発表した。学校の授業で教材として利用する場合は、無償で提供する。

科学技術の発展につながる重要な発見・発明をした科学者の似顔絵と功績を、各カードに掲載。ハートは生物・医学、ダイヤは化学、スペードは物理、クラブは工学の偉人を扱い、数字が大きくなるにつれて、ギリシャ時代から現代まで年代順に並ぶようになっている。

同協会ではこれまで、「DNAトランプ」や「元素周期律トランプ」「ニュートン力学トランプ」など、科学の原理を楽しく学べるサイエンストランプシリーズを手がけてきた。

「科学技術偉人トランプ」はその6番目で、同協会が主催する「こども発明教室」の40周年を記念して制作された。

同協会専務理事の柴田治呂氏は「授業で実物投影機を使ってトランプを写し出し、子供たちの興味関心を引き出すこともできる。トランプで遊びながら科学を学んでもらい、青少年の理科離れを改善したい」と述べた。

「科学技術偉人トランプ」は国立科学博物館や日本科学未来館などのミュージアムショップで1000円(税込み)で販売されるほか、学校の授業で使用することを条件に同協会に申請すれば、必要な個数を無償で提供するとしている。