保護者への事前理解が必要 都が「性教育の手引」を改訂

「性教育の手引」改訂版の報告を受けた都教委定例会

東京都教育委員会の第6回定例会が3月28日に開かれ、小・中・高校、特別支援学校を対象とした「性教育の手引」の改訂版が報告された。学習指導要領を超える内容を取り上げる場合などは、事前に保護者の理解を得ることを原則とし、具体的な授業実施方法を例示した。

改訂版は校種共通の「基礎編」と、校種別に生物、心理、社会、生命尊重の4分類での指導事例を載せた「実践編」の2編構成。1冊にまとめることで、他校種の実践も参考にできるようにした。

基礎編では若年層の性感染症や、インターネット経由での性被害増加への対応、性同一性障害の正しい理解に基づいた支援と配慮を盛り込んだ。

また、性教育の授業を実施する際の配慮事項として、発達段階を踏まえたり、保護者の理解を得たりする重要性を明記。

産婦人科医をはじめとする外部講師による授業で、学習指導要領を超える内容を扱う場合は、事前に保護者に授業内容を説明し、児童生徒が授業を受けることへの了解を得たり、授業後に必要に応じて児童生徒のカウンセリングを実施したりするといった具体的な実施例を示した。