「世界史A」など地歴科目の参考問題例公表 共通テスト

2021年1月からの大学入学共通テスト実施を踏まえ、大学入試センターは4月4日、共通テストで問いたい力を想定した地理歴史科の「世界史A」「日本史A」「地理A」の参考問題例を公表した。昨年の共通テスト試行調査(プレテスト)では、「世界史B」「日本史B」「地理B」のみが実施されていた。

「世界史A」の参考問題の一部

「世界史A」「日本史A」「地理A」のいずれも、センター試験と同程度となる4~5の大問を想定。公表された参考問題例では、このうち、共通テストの狙いを踏まえた特徴的な大問として各2問を掲載した。

近現代を中心に、世界の社会変化と概念を結び付ける考察を重視した「世界史A」では、教科書の目次を想定した題材で、日本と世界との政治的・経済的な関係を整理させたり、岩倉使節団に関する複数の資料から、欧米列強の対外進出によって変貌を遂げる近代アジアの実態を考察させたりする。

探究活動の過程を重視した「日本史A」では、修学旅行をテーマにした発表や、日本の人道支援と国際貢献の取り組みを例に、資料から情報を取り出し、時代の特徴や歴史的事象を多面的・多角的に考察させる問題を示した。

「地理A」では、地理情報システム(GIS)を活用した地図など、複数の地図を比較し、地理的事象について考察させる問題や、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を取り上げ、食糧や人口、エネルギー、環境などの課題解決に向けてグループで話し合う場面を想定した問題が示された。

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