共通テスト試行調査(プレテスト) 分析結果を発表

大学入試センター試験に代わり、2021年1月から実施される大学入学共通テストで、大学入試センターは4月4日、昨年実施した試行調査(プレテスト)の分析結果を公表した。記述式問題が出題された「国語」と「数学Ⅰ・A」で、採点結果と受検生の自己採点が一致しない割合が1~3割程度を占めたことが分かった。結果を踏まえ同センターでは、共通テストの問題作成方針の策定に着手する。

プレテストの分析結果を説明する大学入試センターの担当者ら

プレテストは昨年11月に、全国の高校2、3年生6万8409人が受検。出題された19科目のうち14科目で、平均正答率が想定の5割程度以上となった一方、数学2科目、理科3科目では5割程度に達しなかった。

記述式問題の採点結果と、受検生の自己採点の一致率は「国語」で7割程度、「数学Ⅰ・A」で8~9割程度だった。

同センターでは、平均正答率が5割程度に達しなかった科目については、問題の内容やバランス、分量を検証し、問題作成方針に反映させるほか、記述式問題の解答条件などを受検生に分かりやすいように整理し、高校に周知する。

また、分析結果を踏まえ、同センターは「英語」のリスニングについて、プレテストで採用された問題の読み上げ回数の1回と2回の混在を、共通テストでも実施する方針。

プレテストで出題された、当てはまる選択肢を全て選択させる問題では、マーク式の読み取り精度の問題から、マークシートの同じ行に複数マークしない解答方式にするなどの改善を図るとした。