飛び入学やASEANでの教員インターン 千葉大が報告

千葉大学は4月5日、「グローバルに展開する高大連携・接続教育」をテーマにしたイベントを、文科省内で開いた。同学は、高校生が通常より1年早く大学に入学できる「飛び入学」制度を国内初導入するなど、人材育成で先進的な取り組みを重ねており、その成果を報告した。

取り組み内容を説明する野村純教授

同学次世代才能支援室長を務める高橋徹教授は、飛び入学した学生の、卒業後の追跡調査結果を報告。

1998年に日本初の飛び入学生3人を工学部に受け入れてから、18年度までに76人が卒業したといい、その83%に当たる63人が研究を深めるために大学院に進学。さらに博士号取得者が17人、大学教員が4人、公的研究機関の研究員が1人いると語った。

また、急速にグローバル化する学校現場に対応できる教員を育成する狙いで、ASEAN諸国で教員インターンシップを行う「ツインクルプログラム」について、同学教育学部アジア・アセアン教育研究センター長の野村純教授が報告。

文系・理系の学生が4人一組でユニットを組んで、協働しながら教材や授業を開発し、ASEAN各国の高校で、日本のモノづくり教育に基づく科学や技術の授業をしているといい、受講したASEAN諸国の高校生は現在2万人超だという。

野村教授は「ASEAN9カ国の18大学、32高校と連携している。日本とASEANで作る若者の輪が、今後のアジアで大きな意義を持つ」と期待を語った。