源氏物語で恋愛偏差値上げる議論 図書館の実践例を発表

4月23日の「子ども読書の日」に合わせて、文科省などが主催の「子どもの読書活動推進フォーラム」が同日、都内で開催された。全国の学校関係者や図書館関係者ら、約600人が参加した。

ユニークな学校図書館の実践事例を報告する成田氏(左)ら

児童生徒らの読書活動で優れた取り組みを実践する学校や図書館が表彰され、被表彰者で北海道札幌南高校の実習助手、成田康子氏が、子供の読書活動に関する実践事例を発表した。

成田氏は、学校図書館を高校生の学びの場や、人と人がつながる創造的な場として機能させるための、学校図書館づくりについて報告。

設備面では、「雑誌・新聞コーナー」を入り口近くに設けたほか、館内に囲碁・将棋コーナーを新設するなど、高校生が入りやすいようにレイアウトを変更した。

さらに放課後の時間を使い、生徒が図書館に集まって、興味・関心のあるテーマについて発表する取り組み「ライブ・イン・ライブラリー」を実施した。

「源氏物語」を題材に「恋愛偏差値」を上げる方法を議論したり、数学の本をテーマに複素数について知識を深めたりと、議論は多岐にわたったという。

学校図書館の課題について成田氏は「学校司書の役割が大切だ。複数校を掛け持ちしていたり、短時間の勤務だったりする学校司書が多いので、なかなか生徒の声に答えきれない現状にある」と指摘した。