地毛の「黒染め指導」は廃止を 大学生らが署名活動

地毛であっても黒く染めてくるよう生徒に指導する「黒染め指導」の廃止を求め、実際に同指導を受けた大学生らが5月8日、署名活動「#この髪どうしてダメですか・署名プロジェクト」を開始した。集まった署名は東京都教委と小池百合子都知事に提出する。

署名プロジェクトの特設サイト(#この髪どうしてダメですか・署名プロジェクト委員会提供)

署名活動はプロジェクト特設サイトで行っている。

同プロジェクトには、高校生のころに、染めていない地毛そのものであることを示す「地毛証明書」を学校に提出したにもかかわらず、「黒染め指導」を経験した大学生をはじめ、教育経済学者の中室牧子慶應義塾大学教授、NPO法人フローレンス代表の駒崎弘樹氏らが発起人に名を連ねている。

ヘアトリートメント商品などを販売するプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G Japan)が全国の中学生・高校生400人、卒業生200人、教員400人を対象に、今年2月にインターネット上で実施した「髪型校則に関する調査」によると、「生まれつき茶色い地毛を、学校から黒染めするよう促された経験があるか」という質問に対し、中学生、高校生、卒業生の13人に1人が、経験があると回答。教員についても、7割が勤務校の校則にある髪型に関する規定に疑問を感じたことがあると答えていた。

同プロジェクトでは、署名活動を通じて「黒染め指導」の問題についての社会的関心を高め、個性を尊重する社会の実現につなげたいとしている。