鍵は遊ぶ、触れる、作る 「STEAM KIDS」展

東京都渋谷区教委主催の「STEAM KIDS(スティーム・キッズ)展」が5月10日、同区内の「こども科学センター・ハチラボ」を会場に始まった。触れて遊べる「ハンズオン展示」となっており、サイエンス、テクノロジー、エンジニアリングで「遊ぶ」ことを通じて、身近なものの仕組みを科学的・数学的に理解したり、アート制作に親しんだりできる。

ねじで動物をつくる「ねじブロック」

展示の一つ「うごきデザインラボ」では、東京大学情報学環の山岡潤一特任助教が開発した、足を付けると歩き出すロボットの「Fabwalker(ファブウォーカー)」を活用。

「ロボットはどうやって歩いているのかな?」をテーマに、スポンジやストローといった身の回りのものを自由に組み合わせてファブウォーカーに取り付け、「でこぼこ道」「芝生」など異なる素材の上を歩かせて、動きの仕組みを考える。

別の展示「ねじブロック」では、ボルトやナットなどさまざまなねじを使い、動物制作に取り組む。

また「デジタルすいぞくかん」では、プログラミングで描いた生き物を大画面の中で泳がせるなど、楽しみながらものづくりや学習ができる場を用意した。

会場であるこども科学センターの中馬(ちゅうま)民子センター長は「STEAM教育を進める上で鍵となるのは、子供が楽しみながら具体物に触れ、それぞれの関心に応じて工夫しながらものづくりをすること」と話す。

また、同展の担当者は「見るだけ、読むだけの展示は一つもない。全て、自分で触れたり作ったりしないと動き出さない」と言い、「子供たちの反応を見ながら、さらなる改善に努めていきたい」と語っている。

同展は8月25日まで開催。参加費無料で誰でも参加できる。