1学期中にも手続き開始 給付型奨学金でリーフレット

大学修学支援法の成立を受け、柴山昌彦文科相は5月14日、高校生や保護者に向けて、来年4月から始まる授業料減免制度や給付型奨学金をアピールするメッセージを発表した。日本学生支援機構は全国の高校に、授業料減免制度や給付型奨学金について解説したリーフレットを配布し、1学期中には高校3年生を対象に、給付型奨学金の申し込み手続きを始める。

閣議後会見でメッセージを発表した柴山文科相

柴山文科相は同日の閣議後会見で、「新制度が広く認知され、高校生の進路選択にも資するようにしっかりと準備をしていきたい」と述べた。メッセージはYouTubeの文科省動画チャンネルで確認できる。

同リーフレットによると、返済の必要のない給付型奨学金は、6月上旬以降、募集案内が始まり、同機構の奨学金申し込み専用サイト「スカラネット」から生徒が申し込む。

その後、高校が生徒の意欲をレポートや面談で確認し、8月頃に給付型奨学金予約候補者推薦書を同機構に提出。12月ごろに、同機構から予約採用候補者の決定が通知される。

住民税非課税世帯(年収の目安として約270万円以下)の学生に対して、国公立の大学、短大、専門学校の場合は、自宅生で約35万円、自宅外生で約80万円、私立の場合は、自宅生で約46万円、自宅外生で約91万円が支給される。住民税非課税世帯に準ずる世帯では、年収の目安が約300万円以下であれば、給付額の3分の2ずつ、約380万円以下であれば、3分の1ずつを支援する。

授業料減免については、今年7月頃に、高校3年生を対象とする予約採用の手続きが始まり、夏以降に対象となる高等教育機関が公表される。授業料減免が受けられる学生は、来年4月に、進学した高等教育機関に減免を申し込む。