SNSカウンセラー登録制度始動 シンポに200人参加

全国SNSカウンセリング協議会は5月15日、第4回シンポジウムを都内で開催し、今月から本格的に運用されるSNSカウンセラーの登録制度について、参加した教育関係者やカウンセラーなど約200人に説明を行った。

登録制度の狙いについて説明する江口清貴理事長

SNS上のカウンセリングについては相談者が気軽に利用できるメリットがある一方で、正しい知識を持つ相談員の不足や、SNS相談と偽ったアカウントが存在することが課題となっていた。

登録制度を新たに設けることで、SNSカウンセラーの能力を担保し、安全なカウンセリングの提供を目指す。臨床心理士などの心理カウンセラー資格や社会福祉士などの国家資格の取得を前提に、養成講座の受講を終えた人を資格保持者として認定する。

同協議会の江口清貴理事長は「SNSカウンセリングの倫理と手法をきちんと学び、一定のレベルをクリアした人だけが、SNSカウンセラーと名乗れるようにしなければならない」と呼び掛けた。

これに続いて、「SNSを活用したいじめ相談に関して」をテーマにパネルディスカッションが実施され、LINEの担当者やSNSカウンセラーが登壇し成果を報告した。

SNSカウンセラーの育成事業などを行うアイディアヒューマンサポートアカデミーの尾下恵氏は「SNSのやり取りはテキストが残る。相談者はカウンセラーのメッセージを読み返して、勇気をもらっているようだ」と報告した。

全国SNSカウンセリング協議会は、いじめや自殺などの防止に向け、SNS経由で相談を受ける環境整備や相談員の品質向上を目指し、SNS事業者やカウンセラー、教育関係者などが連携して2017年12月に設立された。