読書の習慣を持つ8歳児が増加 21世紀出生児縦断調査

2010年に生まれた8歳(小学2年生)の子供は、01年に生まれた子供が8歳だったときに比べ、1カ月に4冊以上の本を読む割合が7.3ポイント上昇し、53.2%に増えたことが、厚労省が5月15日に公表した第8回「21世紀出生児縦断調査」で分かった。母親が就業している割合や携帯電話を持たせている割合も増えていた。

この調査は、10年5月10日から同24日の間に出生した全国の子供2万8511人を対象に郵送で行われ、2万4441人から答えを回収した。回収率は85.7%。調査事項は、父母の就業状況、家族の状況、子供の状況、学校生活・放課後の様子、家庭学習、読書習慣、子育て費用、子育てに関する意識など。

読書習慣では、10年出生児について、1カ月間に子供が児童書、絵本など本を読む冊数をみると、「2、3冊」が26.6%と最も高く、次いで「4~7冊」が24.5%となっている。01年出生児と比較すると、4冊以上読む割合は7.3ポイント上昇し、53.2%に増えた。親が本を多く読む場合には、子供も本を読む冊数が多いことも分かった。

母親が就業している割合は72.1%となり、01年出生児の60.5%に比べて11.6ポイント高くなった。母親が常勤の割合は第1回調査(25.1%)から第8回調査(26.2%)まで大きな変化はないが、パート・アルバイト)の割合は、第1回調査の5.9%から年々上昇し、第8回調査(小学2年生)では38.7%となった。

小学2年生に携帯電話を持たせている割合は17.9%で、01年出生児の 6.3%に比べて11.6 ポイント高くなった。携帯電話を持たせた理由をみると、「子どもと連絡ができるように」が86.3%と最も高く、次いで「子どもの居場所を確認するため」が62.7%、「きょうだいが持っているから」が 10.3%の順だった。