日本の高校生に優秀賞や特別賞 米国際科学技術フェア

文科省は5月20日、世界各国の高校生が科学技術の研究成果を競い合う「インテル国際学生科学技術フェア(Intel ISEF)2019」で、日本代表の高校生による個人研究やチーム研究が部門別優秀賞や特別賞を受賞した、と発表した。

個人研究では、田中泰斗さん(米子工業高等専門学校4年)が「シックハウス症候群解消を目指した卵殻の機能導入型建材の開発」というテーマで材料科学部門の優秀賞3等を、上条藍悠(あいひさ)さん(長野県松本深志高校3年)が「北アルプスが夕立に及ぼす影響」で特別賞の米気象学会賞3等を受賞した。

チーム研究では、岡本優真さん(静岡県立掛川西高校3年)と塚本颯(そう)さん(同校3年)が「空中環境DNAを使った鳥類調査法の確立をめざして」で、動物科学部門優秀賞2等に加え、特別賞としてアリゾナ大学賞に輝いた。

また、玉田結唯(ゆい)さん(長崎県立長崎西高校3年)と宮崎文那(あやな)さん(同校3年)、日南瑶さん(同校3年)のチームが「謎に満ちた地表徘徊性ハシリカスミカメムシ類の生態(とくに発音と闘争)を解明 そして飼育技術を開発したサクセスストーリー」で、動物科学部門優秀賞4等に加え、特別賞として米音響学会賞1等を獲得した。

Intel ISEFは1950年に米国ペンシルベニア州で始まった高校生を対象とした国際的な科学技術コンテスト。70回目となる今年は米アリゾナ州で5月12日から17日まで開催された。2019年大会では、80カ国・地域から1842人の生徒が参加。生徒らは自由研究の成果を展示パネルにまとめ、審査員からの口頭試問を受けた。

研究の課題設定や手法、創造性、プレゼンテーションを評価し、22の部門ごとに1~4等を複数選出。さらに各部門の1等の中から最優秀の研究が部門最優秀賞に選ばれる。優秀賞以外に、企業や学会、政府団体などによる特別賞が設けられている。

日本からは朝日新聞社、テレビ朝日主催の「高校生科学技術チャレンジ(JSEC)」と読売新聞社主催の「日本学生科学賞」で上位入賞を果たした12組21人を派遣した。