家庭学習の充実に宿題活用を 岡山県教委がリーフレット

岡山県教委は5月17日、県内の中学生に宿題など家庭学習を促すためのリーフレットを公開した。同県で子供の家庭学習の時間を調査したところ、中学生になって以降減少する傾向があったことから、教員向けに中学校での取り組み事例などをまとめた。

岡山県教委が公開した教員向けリーフレット

リーフレットでは、中学生の家庭学習について、「毎時間の授業で宿題に取り組んだ成果が感じづらく、意欲につながりにくい」「提出までは指導されるが、内容についての指導が不十分で、作業的になりやすい」と課題点をあげ、その上で「自ら学ぶ力の育成」と「学習内容の確実な定着」を目指すとした。

具体的な取り組みについては①学校全体で組織的に取り組む②家庭学習は「宿題+自主学習」と共通理解する③授業改善を図り、家庭学習につなげる――を挙げた。

例えば、③では授業とつながる家庭学習の課題を出すことの重要性を指摘。宿題の内容が生徒に定着しているか確認するための小テストを実施したり、授業と宿題のつながりを説明したりすることが挙げられた。

さらに実践事例として県内5校の取り組みを紹介。津山市立北陵中学校では、班単位で家庭学習に取り組む「自主学習リレーノート」を作成。班に1冊ずつノートを準備し、班内で交互に持ち帰って学習に取り組んでいる。ページの端にアドバイスや良かった点を記入できる欄を設け、班員同士で認め合うことでモチベーションの向上につながるよう工夫した、との事例を示した。