大学への修学支援で手引き公開 高校生の学修意欲を確認

2020年4月から始まる大学などへの修学支援新制度に向けて、文科省は5月22日、高校が、大学などの授業料減免や給付型奨学金の利用を希望する生徒の学修意欲を確認するための手引きを、ホームページで公開した。授業料減免や給付型奨学金を受けるためには、高校3年生時点で、進学後の学修意欲を高校側が確認することが要件のひとつになっている。

手引きによると、評定平均が3.5以上の場合は、高校での日常的な学習状況や進路指導を勘案して、進学前の明確な進路意識や強い学びの意欲があるかを判断する。

評定平均が3.5未満の場合は、リポートまたは面談で大学での学修意欲の有無を判断する。

その際、「進学の目的」として▽進学目的が明確に述べられているか▽進学目的を自身の言葉で表現できているか▽卒業後の将来の展望が述べられているか▽社会で自立し、活躍できるようになることが期待できるか――のいずれかが、「進学後の学修継続の意志」として▽進学後、卒業まで学修を全うしようとする意志があるか▽進学後にしっかり学ぼうとする意欲があるか▽学修の意欲が十分にあると認められるか――のいずれかが述べられているかを確認する。

手引きには、学修意欲をみるためのリポートや面談票の様式例を収載しているが、学修意欲に関する各項目が確認できれば、高校で独自に作成した様式を用いてもよい。また、面談で行う場合は、進路指導の中で学修意欲を確認することも可能とした。

高校3年生を対象に、7月頃には授業料減免の予約採用手続きが始まる。また、日本学生支援機構は6月上旬に給付型奨学金の募集を開始する予定で、高校は生徒の学修意欲を確認した上で、8月ごろまでに「給付型奨学金予約候補者推薦書」を同機構に提出する必要がある。

手引きは文科省ホームページで確認できる。