修学旅行生がパラスポ運動会を体験 車いすで汗流す

修学旅行で東京を訪れている愛知県安城市立安城西中学校(松永博司校長、生徒820人)の3年生284人は5月23日、都内でパラスポーツの運動会を体験し、シッティングバレーボールや車いすポートボール、車いすリレーなどで汗を流した。

車いすポートボールで盛り上がる生徒ら

車いすポートボールではまず、講師が通常の車いすと競技用の車いすの違いや使用方法を説明。競技用はタイヤが斜めになっていて回転しやすいことや、ぶつかる衝撃に備えて足を守るバンパーが着いていることなどを学んだ。

続いてクラス対抗で競技に挑戦。ドリブルの代わりにボールを膝の上に乗せて動いたり、転がるボールを車いすで追い掛けたり、慣れない操作に戸惑いながらも、次第にコツをつかみ、ゴールを連発するチームもあった。

参加した生徒は「いつもやっているバスケやボール競技とは違う難しさと面白さがあった。ボールをよけたり、パスしたり、いつもと違う筋肉を使った」と感想を話した。

引率した教員は「東京で、今だからこそできる体験を生徒たちにしてほしかった。生徒の多くがパラスポーツや競技用車いすの存在を知っているが、実際に体験しないと分からないことがある。楽しむだけでなく、視野を広げたり、気付きのきっかけになったりすればいい」と述べた。

この運動会プログラムは、日本財団パラリンピックサポートセンターがパラスポーツの普及事業の一環で大学生や社会人向けに実施していたプログラムを改良して企画した。同財団の担当者は「パラスポーツは通常のスポーツよりもコミュニケーションや助け合いが必要になる。中高生にとって、さまざまな面で学びになるだろう」と話した。