初の共通テストは21年1月16、17日 試験時間長く

文科省の「『大学入学共通テスト』検討・準備グループ」は5月29日、第14回会合を開き、2021年度からスタートする大学入学共通テストの実施大綱案を了承した。初回となる21年度の共通テストは21年1月16、17日に実施。「国語」や「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」で記述式問題を導入するため、試験時間がセンター試験よりも長くなる。文科省は6月上旬に各大学に向けて実施大綱を通知する方針だ。

共通テストの実施大綱案を了承した検討・準備グループ

大綱は、共通テストの実施の趣旨や各大学が利用する際の方針、出題教科・科目などをまとめた。

それぞれ3問程度の記述式問題を出題する「国語」「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」では、試験時間を長くする。「国語」ではセンター試験で80分だったのを100分に、「数学Ⅰ」と「数学Ⅰ・A」では60分を70分に延ばす。

「英語」は「リーディング」(80分)と「リスニング」(60分、うち解答時間30分)で構成。共通テストでは民間資格・検定試験の活用によって英語4技能をバランスよく評価する。このため、「読むこと」の問題に特化した「リーディング」では、センター試験の「筆記」で出題していた発音のアクセントや語句整序は扱わなくなる。

大学入試センターは、20年6月30日までに、出題教科・科目の詳細や時間割、検定料などを定めた要項を公表する。

会合では、民間資格・検定試験を活用する英語成績提供システムの運営大綱案も了承された。

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